2011年5月6日金曜日

【初日4/29】石巻ボランティア ~合言葉は臨機応変~

初日はもう大変なことばかり。
ボランティアの皆さんも気疲れした模様です。

これも僕の責任です。
準備や、下調べが足りませんでした。
ボランティアのみなさんのご協力を得まして、なんとか初日も無事に終わることが出来ました。

■主な問題

  1. 初日は作業ができない。(GWの半日の作業の受け入れがない)
  2. キャンプ地を確保できるか。
  3. 給水車の置き場が無い( = キャンプ地の変更含む)
  4. 日帰り参加の子供たちの歌のプレゼントを受け入れてくれる避難所探し
  5. 明日は作業できるのかと言う不安


■時系列に掲載

●出発

僕はキャンプ地を確保するために、
4時に出ることにしました。
(花見の場所取りみたいなもんですw)
少し寝坊しましたが・・・。

ちなみに、
給水車も現地での水の調達や、速度の関係で4時くらいには出ています。

少し遅れて、軽トラでテントや大きい用具を運んでいただいたノブさんも、早めに出発。

ボランティアさんのバス(まごころ交通様)は、
6時半にアルヴェ集合、
7時出発。

1泊2日の方は乗用車。こちらに3人。
ただ、1泊しかできない中で、
今日は作業ができないとなると、
費用対効果はどうなのかと言うことで、
こちらの乗用車は知り合いの別のボランティアへ向かうことに。
同乗者の2名も急遽2泊3日へ切り替え、バスへ乗り込む。


●次の難関w
県南の方2名のピックアップ

高速を降りることはできないので、高速バス停留所でピックアップ。
これを通り過ぎようものなら、もう大変。
僕は先に行っているので、報告を待つのみ。
乗り込むはずの人から着信。
「まだ来ないけど大丈夫だよね?」
もう一気に青ざめる。

まぁ、結果大丈夫でしたw


●キャンプ地の問題
到着と受付

登録は下見のときにしていたので、受付しなければならない。
9時頃ついたので、受付しにいったら
「全員そろってから来て下さい」
昼に全員ついた頃に行ったら
「半日での受付はしていません。明日の朝に来て下さい」

たぶん「受付」の言葉の意味が違うんだろうな。
僕の中では、滞在日程の最初にやるのが受付だと思っていた。
ホテルのチェックインみたいな感じ。
でも、ボランティアセンター(略:VC)は「その日の作業の受付」ってことらしい。

キャンプの場所はまだ空いていたので、そこにテントを張ろうと思っていた。
給水車をどこに置くか。
VCのある石巻専修大学の敷地内にはおけるところが無い。
駐車場もすでに満車。
臨時駐車場にはデカいの置けない。


●給水車とキャンプ地と私

給水車だけ遠くに止められない理由
・ いたずらを防ぐ
・ 軽油が抜かれることを防ぐ

これを予防するために、
キャンプ地の近くで、且つ誰かが寝ずの番をしてもらわなければなりません。

場所探しに様々な知り合い経由で場所探し。
これはもうボランティアさん総動員。
大事な携帯の電池の消耗も気になるところでしたが、キャンプ地が最重要。

・ 鷹来の森運動公園(東松島市)
・ 石巻青果 様
・ 近隣土建業各社 様
・ 石巻税務署 様

電話して、検討していただきましたが、地盤沈下やGWなこともあり、なかなか難しい。

返事待ちの待機中には、公園の花を見ながら昼食と気分転換を呼びかける声も上がり、団結力を感じました。
(僕は焦りまくりw)

結果、
バスを止める大型車の駐車場が空いていたこともあり、
キャンプと給水車は離れることにはなりますが、それぞれ止めることとなりました。

まずは全員でキャンプ地である石巻専修大学へ。

給水車の水はあまり余るほどありますので、
帰ってきた他のボランティアさんの靴を洗ったり、飲料水にしたり、と大活躍。

つまり、
滞在するほかのボランティアさんに使ってもらおうじゃないの!
と言うことで、同じ場所に滞在。夜通し必要な方への給水。


●子供たちの歌のプレゼント

今回、
普段は市民ミュージカルをやっている子供たち(3名)が、
避難所の皆さんに歌を届けたいということで日帰りで参加されました。 

問題は、当日になっても受け入れ先が見つかっていないこと。
朝から「無駄足になるかもしれない」心配がありましたが、
熱い想いでご同行いただきました。

キャンプ地を探している間にも僕はずっと探しまわっていましたが、なかなか見つからず。

石巻はボランティアも多いことから、避難所のスケジュールも決まっているようです。
何時からはどこの団体、何時からは炊き出し、何時からは風呂、などなど。

石巻を中心に探していましたが、どこも予定が入っている、判断がつかないなど。

ちょうど鷹来の森(東松島)で停車していたこともあり、東松島市の避難所に片っ端から電話。
っと、2件目で許可。

えっ!?

ほんとにいいの!?

やったー!!

と言うことで、東松島市コミュニティセンターさんへご訪問決定。


●避難所のご訪問

テント張りやご飯の準備をしていただいている間に、僕はコミセンへ。

今回、歌だけでなく、その保護者さんが美容師さんなこともあり、髪も切ってあげることに。
また、整体師の方もいたのでマッサージを。
しょしがり秋田の中でも、
フットマッサージ、ストレッチマッサージ経験者がおり、同行してもらいました。

・ 歌のプレゼント(3曲)
・ 調髪
・ マッサージ
・ 色紙のメッセージ
・ 少ないながらも救援物資

をご支援させていただきました。


※避難されていた方、コミセンの方に言われたこと

  • 2ヶ月ぶりに歌を聴けて感動した
  • 物は届くけど、人は来てくれなかったから嬉しい。
  • 動かないから、体の調子悪いけど、マッサージで良くなった。
  • 他の県から来てくれるというのが嬉しい。
  • あなたたちにも感謝しているけど、自衛隊さんに一番感謝している。


自治体、自衛隊、警察、消防、ほんとにたくさんの組織ががんばっていて、僕らの活動なんて微々たるものだけど、いろんな支援の仕方がある。
僕個人に歌えって言われても困るけど、今回の子供たちのハーモニーは素晴らしかった。
僕にマッサージしろって言われても、ほぐすことは出来ても、たくさん会話できるかはわからない。

その活動だけじゃなく、心のふれあいや共感を増やすことができてよかったと思います。



●テント張り、夜のミーティング、自己紹介

僕らがコミセンに行っている間に、
皆さんでテントを設営、夕食の準備をしてもらいました。

夜はご飯と味噌汁(豚汁?)に缶詰を開けて。
発電機のおかげで、ご飯を炊けたのが良かったです。

炊事係のうちの母が前の晩から寝ずに材料の仕込みをしてくれました。
家族が協力してくれるってのはホントにありがたいことです。
直接言えないのでブログでw ありがとう!母よ!

食事しながら、名前だけの簡単な自己紹介w
あいまいすぎて言ってない人もいるんじゃないかと。

そんなこんなで20時過ぎ~21時には就寝。




明日はがっつり作業をがんばりましょう!

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